電子部品メーカーの瑞シン国際集団、22年1〜6月期は電子製品需要冷え込みで約25%の減収

サーチナ

中国株

2022/10/13 9:04

 香港証券取引所に上場している電子部品メーカー、瑞シン国際集団(00724/香港)が10月6日、2022年1〜6月期中間決算を発表した。電子製品の需要低下に伴う部品受注減で前年同期比約25%の減収となり、赤字が拡大した。

 同社は1997年に千禧智慧として設立し、2000年7月に香港メインボードに上場。その後先科国際集団、泰豊国際集団と名称を変更し、16年に現社名となった。電子部品およびアセンブリの製造、販売を手掛ける投資持株会社で、中国本土、香港、アジア太平洋地域で事業を展開しており、ベトナムにも子会社を持つ。

 22年1〜6月期の売上高は1億2432万香港ドルで、前年同期の1億6689万ドルから25.51%減少した。世界的なインフレ激化の懸念が広がる中で、大型消費財メーカーの商品在庫が増加し続け、電子部品の調達を一時停止したことが売上の減少に繋がった。純損益は2535万ドルの赤字で、前年同期の2376万ドルから赤字額が6.68%拡大した。

 同社は今後の展望について、世界的なインフレ、新型コロナ、ウクライナ問題を始めとする世界の情勢不安など電子製品市場を取り巻く環境は厳しいとした上で、世界経済や電子製品市場の動向を慎重に判断し、競争力の確保に努めるとしている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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