ヘリオスが急騰、eNK細胞の肺がん患者由来がんオルガノイドに対する抗腫瘍効果を確認

株式

2022/10/13 9:11

 ヘリオス<4593.T>が急騰し、一時11円高の299円を付けた。12日引け後にeNK細胞が肺がん患者由来のがんオルガノイド(以下、「F-PDO(Fukushima Patients Derived Tumor Organoid)」)に対して抗腫瘍(しゅよう)効果を有することが確認できたことを明らかにし、買いを誘発した。

 本試験で使用しているF-PDOは、患者の腫瘍組織に由来する複数種の細胞からなる細胞塊で、組織学的・遺伝学的解析により患者由来のがん組織の特徴を維持していることが確認されている。本来のがん組織の特徴を有していることから、臨床をより反映した状態で抗がん剤の効果について評価することができる。同社は、21年11月に公表した通り、肺がん細胞株から作製した細胞塊に対する抗腫瘍効果を確認していたが、F-PDOを用いた研究においてもeNK細胞が抗腫瘍効果を有していることが確認できた。

 午前9時10分時点の株価は、前日比5円高の293円。

提供:モーニングスター社

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