<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを5.62%上昇に引き下げ―16週連続

新興国

2022/10/18 9:03

 ブラジル中央銀行が17日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の5.71%上昇から5.62%上昇に引き下げられた。引き下げは16週連続。1カ月前の予想は6.00%上昇だった。23年の見通しも5.00%上昇から4.97%上昇に引き下げられた。1カ月前の予想は5.01%上昇だった。

 また、22年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.70%増から2.71%増に引き上げられた。1カ月前の予想は2.65%増だった。23年の見通しも0.54%増から0.59%増に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前の予想は0.50%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.75%に据え置かれた。据え置きは17週連続。23年末時点の見通しも前週予想の11.25%に据え置かれた。据え置きは6週連続。次回10月25-26日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは17週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは12週連続。1カ月前も5.20レアルだった。23年末時点の見通しも5.20レアルに据え置かれた。据え置きは12週連続。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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