明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、戻り売り警戒くすぶる

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2022/10/18 16:30

 あす19日の東京株式市場で、主要株価指数は上値の重い展開か。18日の米国では、9月鉱工業生産・設備稼働率、10月NAHB(全米住宅建設業協会)住宅市場指数や、ゴールドマン・サックス・グループなどの主要企業の決算が予定され、指数がどう反応するかが注目されるが、日経平均株価が再度2万7000円台に乗せてきたことで、戻り売りを警戒する向きは少なくない。終値で9月13日以来の25日移動平均線(2万7085円)回復となったが、200日線(2万7254円)に接近し、さらに26週線(2万7268円)、75日線(2万7464円)と上値抵抗線が複数控えており、戻り売りが出やすい水準とみられる。

 18日の日経平均株価は大幅反発し、2万7156円(前日比380円高)引けとなった。英財政懸念の後退や米金融大手の底堅い決算を背景に17日の米国株式が上昇した流れを受け、寄り付き後まもなく上げ幅が450円を超えた。その後、先物売りを交えて上げ幅を縮小する場面もあったが、後場は持ち直した。時間外取引での米株価指数先物の一段高が支えとなり、一時は前場高値に接近した。市場では、「当面、2万7000円を軸に押し目買い・戻り売りの流れは変わらない」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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