アパレルブランドのクロコダイルが22年7月期通期決算発表、売上減と不動産投資の不調で赤字拡大
香港のアパレル企業、クロコダイル(00122/香港)が10月14日、2022年7月期通期決算を発表した。売上高が前期よりやや減少するとともに、赤字が拡大した。
22年7月期通期の売上高は1億328万香港ドルで、前期の1億1200万ドルから7.78%減少した。また、純損益は7838万ドルの赤字で、赤字額が前期の193万ドルから40.56倍に膨らんだ。
当期の経営状況について同社は、21年末に香港経済が徐々に回復したものの、22年1〜3月に入って再び疲弊が顕著となったほか、新型コロナの感染再拡大による行政の規制強化、消費の冷え込みが生じる厳しい環境の中、小売店舗の体制を見直して不採算店舗の閉鎖を進めるとともに、賃料コストの低い物件での新規店舗開設に取り組み、運営効率を高めたとした。また、商品の仕入れコストや直販コストの管理を強化し、当期の既製服および関連装身具コテゴリーの損失を前期から約21%減少させることに成功したと説明している。
一方で、不動産投資分野で4800万ドルの損失(前期は400万ドルの損失)を出したことが、赤字幅が拡大する要因の一つとなった。さらに、証券売買で2500万ドルの損失(前期は500万ドルの利益)を計上した。
また、経営状況改善策の一環として「ラコステ」ブランドの代理販売業務を22年2月で終了して5店舗あった「ラコステ」ブランドショップのうち4店舗を閉店し、1店舗は8月に「CROCO」ブランドショップとしてリニューアルオープンした。同社は、自社ブランドの「クロコダイル(CROCO)」の発展に専念し、より消費者のニーズあった製品ラインナップ、ブランドイメージの構築に努めて売上総利益率の向上を目指すとしている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
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