<米国株情報>アメリカン航空は8日ぶり反落、第3四半期の好業績は織り込み済み

株式

2022/10/21 10:23

 アメリカン航空グループは20日、前日比3.79%安の13.46ドルと8営業日ぶりに反落した。寄り付き前に発表した22年12月期第3四半期(7-9月)の決算は市場予想を上回ったが、11日に第3四半期の業績予想を上方修正していたこともあって株価に織り込まれていたため、目先の利益を確定する動きが優勢となったようだ。

 第3四半期の売上高は前年同期比50%増の134億6200万ドル、純利益は同2.9倍の4億8300万ドル、一時的費用を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同30%減の0.69ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 貨物輸送収入は同16%減の2億7900万ドルにとどまったが、旅客収入が同56%増の123億9600万ドルと好調だった。

 ロードファクター(座席占有率)は85.3%(前年同期は78.7%)に上昇し、市場予想(84.9%)を上回った。また、キャパシティー(輸送能力)を示す座席マイル(ASM)は同12%増となった。国内線は同1.8%減、国際線は同56.7%増だった。

 資金繰りは、9月末の手元流動性(現金と現金同等の資産額)が143億ドルとなった。25年末までに借入金を約150億ドル減額する計画を据え置いている。

 第4四半期(10-12月)については、売上高を125億6000万-127億8000万ドル、調整後EPSを0.50-0.70ドルと予想している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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