日経平均は326円高と大幅に3日続伸、米国株高で買い先行、5週ぶり2万7500円回復=26日前場

 26日前場の日経平均株価は前日比326円87銭高の2万7577円15銭と大幅に3日続伸。取引時間中での2万7500円回復は9月20日(高値2万7907円45銭)以来約5週間ぶりとなる。朝方は、買いが先行した。米長期金利の低下を背景に25日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、上げ幅を拡大し、前引け間際には2万7578円05銭(前日比327円77銭高)まで上昇した。香港ハンセン指数が朝安後にプラス浮上したことも支えとして意識された。

 東証プライムの出来高は5億3120万株、売買代金は1兆4165億円。騰落銘柄数は値上がり1375銘柄、値下がり379銘柄、変わらず83銘柄。

 業種別では、塩野義薬<4507.T>、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、エムスリー<2413.T>、楽天グループ<4755.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株が堅調。テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株も買われた。オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も引き締まり、デンカ<4061.T>、資生堂<4911.T>、ユニチャーム<8113.T>などの化学株も高い。東レ<3402.T>、デサント<8114.T>などの繊維製品株も値を上げた。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が軟調。日本製鉄<5401.T>、大和工<5444.T>などの鉄鋼株も安く、東武<9001.T>、西武HD<9024.T>、阪急阪神<9042.T>などの陸運株も売られた。

 個別では、リョーサン<8140.T>、anfac<7035.T>、NOK<7240.T>、CYBOZU<4776.T>などの上げが目立った。半面、大末建設<1814.T>、KOA<6999.T>、山パン<2212.T>、ジャムコ<7408.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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