<一撃!裏銘柄>支援材料豊富、株価は大底から反転へ―ネクストウェア

株式

2022/10/27 11:31

 ネクストウェア<4814.T>は北朝鮮によるミサイル発射問題や長引くウクライナ危機で防衛関連の側面がクローズアップされるほか、マイナンバー(社会保障・税番号)カードと健康保険証の一体化、リオープニング(経済再開)によるイベント需要も追い風となる。

 同社などが、自律制御型ロボットの紛失・盗難時にデータを瞬時に無意味化できる完全データセキュリティー「インテグリティ・ドローン」を開発した。ドローンや移動型ロボットに搭載する技術として、国内外の航空機メーカー、ドローン運用事業者、自動運転車業界、防衛装備業界などへの提案を開始している。

 マイナンバーカードと健康保険証の一体化に絡んでも有力だ。政府は健康保険証を2年後に廃止し、マイナンバーカードと統合する方針を発表した。同社は、米リアルネットワーク社が開発した最先端AI(人工知能)顔認識プラットホーム「SAFR(セイファー)」を手掛け、マイナンバーカードの顔写真と本人との照合システムで実績がある。

 リオープンに伴うイベント再開機運の高まりも商機拡大につながる。入退場ゲート向けなどセキュリティー用途で顔認証システムの実績が生きる可能性が高い上、子会社のOSK日本歌劇団(大阪市)の有観客公演の拡大も視野に入っており、業績回復の材料はそろいつつある。

 株価は6月高値326円から、日柄・値幅ともに調整が長引いているものの、日足・週足ともにストキャスティクスが「売られ過ぎ」水準まで下落している。日足のパラボリックも陽転しており、買い転換から反転へのタイミングは近い。

提供:モーニングスター社

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