日経平均は255円安、米ハイテク株安を受け売り先行、一時2万7000円割れ

 28日午前10時時点の日経平均株価は前日比255円44銭安の2万7089円80銭。朝方は、27日の米国株式市場でハイテク株が下落した流れを受け、グロース(成長)株中心に売りが先行した。下げ幅を拡大し、一時2万6981円08銭(前日比364円16銭安)まで下落した。取引時間中での2万7000円割れは24日以来4日ぶり。一巡後は押し目買いや買い戻しに下げ渋っている。

 業種別では、HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>などの精密株や、ファナック<6954.T>、東エレク<8035.T>、TDK<6762.T>などの電機株も下落。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713.T>、DOWA<5714.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も売られている。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もさえない。

 半面、JR東日本<9020.T>、阪急阪神<9042.T>、東武<9001.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。東京海上<8766.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株も高い。

 個別では、日本ハウスH<1873.T>、日精線<5659.T>、KHネオケム<4189.T>などの下げが目立つ。半面、シンプレHD<4373.T>、ペガサス<6262.T>、フタバ<7241.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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