<特集>いま注目の実力割安株(2)=東映アニメ―作品が好調に推移、新作にも期待

株式

2022/10/28 17:16

 東映アニメーション(東映アニメ)<4816.T>をマークしたい。23年3月期第2四半期累計(22年4-9月)の連結決算は、売上高が424億5000万円(前年同期比42.7%増)、営業利益が141億9400万円(同27.4%増)と、大幅な増収増益で着地した。映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」や「ONE PIECE FILM RED」が大ヒットしたことに加え、国内外の商品化権、ゲーム権、配信権販売が好調だった。通期予想は、前週21日に修正した売上高760億円(前期比33.3%増)、営業利益235億円(同29.8%増)据え置いている。引き続き、国内外の版権事業や映像製作販売事業が、好調を維持することを見込む。

 株価は、業績予想の上方修正を受け堅調な値動きが続き、28日には年初来高値となる1万5960円を付けている。取引終了にかけてやや押される場面もみられたが、押し目を形成しながらも、上値を伺う展開が見込まれる。12月3日からは「THE FIRST SLAM DUNK」も公開され、業績押し上げに貢献することが期待される。

提供:モーニングスター社

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