【北京IPO】第三者ICテストサービスの上海華嶺集成電路技術、初値は公開価格を3.70%上回る14元

サーチナ

中国株

2022/10/31 9:11

 北京証券取引所では10月28日、上海華嶺集成電路技術(430139/北京)が新規上場した。公開価格13.50元に対して、初値は3.70%高い14.00元だった。終値は公開価格と同値の13.50元だった。

 同社は01年に設立し、10年に株式会社化したのち、12年に店頭株式市場の新三板市場に登録した。半導体企業向けにIC(集積回路)のテストに関するソリューションプランを提供する第三者IC専門テスト企業であり、CPU、MCU、CIS、MEMS、FPGA、メモリチップ、通信チップ、RFチップ、情報セキュリティチップ、AI(人工知能)チップなど幅広い半導体製品のテスト業務を網羅しており、7〜28ナノメートルの先進的なプロセスに対応する。

 優れたイノベーション能力と信頼性の高い技術サービス品質により、復旦微電(688385/上海)、晶晨股フェン(688099/上海)、瑞芯微(603893/上海)、中芯国际(688981/上海)、長電科技(600584/上海)など中国国内の著名IC企業と長期的な提携関係を築いている。

 21年12月期の売上高は2億8442万元(前期比48.38%増)、純利益は9012万元(同61.49%増)。22年1〜6月期の売上高は1億2423万元(前年同期比2.81%減)、純利益は2353万元(同36.20%減)。

 新規上場に伴い調達予定の8億元(約163億円)は、約84%の6億7000万元をIC測定テスト産業化プロジェクトに、約16%を1億3000万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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