日経平均は52円安、米国株安で売り先行、一巡後は下げ渋る

 2日午前10時時点の日経平均株価は前日比52円54銭安の2万7626円38銭。朝方は、売りが先行した。FOMC(米連邦公開市場委員会)控え様子見ムードの中、1日の米国株式が下落した流れを受け、寄り付き直後に2万7546円88円(前日比132円04銭安)まで値を下げた。一巡後は先物買いを交えて下げ渋り、一時2万7674円76銭(同4円16銭安)まで引き戻す場面があった。ただ、買いは続かず、その後は上値の重い動きとなっている。

 業種別では、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株が軟調。花王<4452.T>、住友化<4005.T>、資生堂<4911.T>などの化学株も売られている。エムスリー<2413.T>、サイバー<4751.T>、電通グループ<4324.T>などのサービス株や、東電力HD<9501.T>、東北電<9506.T>、大ガス<9532.T>などの電気ガス株も安い。

 半面、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、冶金工<5480.T>などの鉄鋼株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高く、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>、パナソニック<6752.T>などの電機株も買われている。三井物<8031.T>、伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株も堅調。

 個別では、Vキューブ<3681.T>がストップ安ウリ気配となり、LITALI<7366.T>、KeePer<6036.T>などの下げが目立つ。半面、スミダ<6817.T>、エンプラス<6961.T>、ニチレイ<2871.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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