【上海IPO】骨材加工処理設備の福建南方路面機械、初値は公開価格を20%上回る28.5元

サーチナ

中国株

2022/11/9 9:17

 骨材加工処理設備メーカーの福建南方路面機械(603280/上海)が11月8日、上海証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格23.75元に対し、初値は20%増の28.50元だった。取引開始後さらに値上がりし、終値は値幅制限いっぱいとなる同44.00%高の34.20元だった。

 同社は1997年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。工事用撹拌、骨材の加工処理、骨材の再生処理などの設備のカスタマイズ設計、研究開発、生産、販売を主業務としている。製品は建築、道路、橋梁、トンネル、水利などのインフラ建設、不動産開発などの分野で広く利用されている。これまでに15件の国家規格、業界規格の制定に関わるなど、業界をリードする技術力を持つ。

 21年12月期の売上高は、12億8442万元(前期比12.53%増)、純利益は1億5549万元(同6.36%増)。22年1〜9月期の予想売上高は9億1000万〜9億8000万元(前年同期比8.53〜16.88%増)、予想純利益は1億500万〜1億1400万元(同3.98%〜4.25%減)。

 新規上場に伴い調達予定の5億5125万元(約111億円)は、約64%の3億5143万元を湖北省仙桃市の生産拠点拡大、研究開発センター建設プロジェクトに、約13%の6982万元をスマートIoTシステムプラットフォーム構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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