日経平均は4円高、米国株高支えに買い先行、その後下げ転換の場面も

 9日午前10時時点の日経平均株価は前日比4円34銭高の2万7876円45銭。朝方は、8日の米国株高を支えに買いが先行し、前場早々に2万7926円52銭(前日比54円41銭高)まで値を上げた。ただ、約2カ月ぶりの高値水準とあって、戻り売りや利益確定売りにいったん下げに転じた。その後の戻りは限定され、前日終値近辺でもみ合い商状となっている。

 業種別では、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株が堅調。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株も高い。大王紙<3880.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、住友倉<9303.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸関連株も引き締まっている。

 半面、任天堂<7974.T>、タカラトミー<7867.T>などのその他製品株が軟調。INPEX<1605.T>などの鉱業株も安く、三井不<8801.T>、住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株も売られている。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もさえない。

 個別では、BEENOS<3328.T>がストップ高となり、武蔵精密<7220.T>、新日本電工<5563.T>などの上げも目立つ。半面、日医工<4541.T>がストップ安ウリ気配となり、旭ダイヤ<6140.T>、ジャムコ<7408.T>などの下げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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