明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、決算発表ほぼ一巡で手掛かり材料に乏しい

国内市況

株式

2022/11/15 16:01

 あす16日の東京株式市場で、主要株価指数は上値の重い展開か。米国では15日に10月PPI(生産者物価指数)や、11月NY連銀製造業景気指数が発表され、結果を受けて米国株式がどう反応するかが注目されるが、国内では第2四半期累計(22年4-9月)決算の発表がほぼ一巡し、手掛かり材料が乏しくなる。ただ、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げペースを緩めるとの観測は根強く、売り込みにくい面もある。

 15日の日経平均株価は小反発し、2万7990円(前日比26円高)引けとなった。朝方は、14日の米国株安や、取引開始前に発表された日本の7-9月期GDP(国内総生産)速報値のマイナス成長が重しとなり、売りが先行した。ただ、下値は限定的で、一巡後は持ち直し、一時75円上昇した。時間外取引で米株価指数先物が高く、香港ハンセン指数などのアジア株高が支えとして意識されたが、買い気は鈍く、引けにかけては伸び悩み商状となった。チャート上では、上向き傾向の200日移動平均線(2万7151円)上で推移しており、出直り波動は維持されているとの見方が少なくない。

提供:モーニングスター社

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