【北京IPO】産業IoTソリューションの深セン雲里物里科技が17日に公募開始、1150万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/11/16 9:11

 北京証券取引所への上場を目指す、深セン雲里物里科技(872374/北京)が11月17日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1150万株を発行予定で、公募価格は10元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2007年に深セン市創新微科技有限公司として設立した民営企業で、17年に株式会社した。短距離無線通信技術に基づく産業IoTソリューションプランの提供を主業務としており、主にブルートゥースセンサー、IoTモジュール、IoTゲートウェイなどのハードウェア製品、IoTクラウドプラットフォームシステムを搭載した電子棚札製品の研究開発、生産、販売を手掛ける。製品は主にスマート倉庫、スマートビル、スマート医療、スマート小売などの産業IoT分野に広く利用され、中国国内のほかに世界の90あまりの国・地域向けに販売されている。

 22年1〜6月期の売上構成は、各種ビーコン用ブルートゥースセンサーが63.11%、IoTモジュールが25.66%、電子棚札が4.03%、IoTゲートウェイが4.23%となっている。地域別の売上は、中国国内向けが22.88%、国外向けが77.12%で国外向けの販売が大きな割合を占めている。世界のブルートゥース位置サービス設備市場シェア(出荷量ベース)は2.5%前後だ。

 21年12月期の売上高は2億679万元(前期比50.16%増)、純利益は4491万元(同約2.10倍)。22年1〜9月期の売上高は1億2059万元(前年同期比21.43%減)、純利益は2105万元(同39.17%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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