日経平均は95円程度安、売り先行後も軟調な展開が続く=17日前場

 17日午前9時45分すぎの日経平均株価は、前日比95円程度安い2万7932円前後で推移する。午前9時5分には、同118円29銭安の2万7910円01銭を付けている。現地16日の欧米株式が下落した流れを受け、朝方から売りが先行。一時下げ渋る場面もみられたものの、買い手がかり材料に乏しいこともあり、安値近辺での値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比120円安の2万7920円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株が下落。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、ブリヂス<5108.T>、オカモト<5122.T>などのゴム製品株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も下げている。

 個別では、レーザーテク<6920.T>、ローム<6963.T>、芝浦<6590.T>、KPPGHD<9274.T>、MSJP<6539.T>などが下落。半面、ハウスコム<3275.T>、シンクロF<3963.T>、エアトリ<6191.T>、エムアップH<3661.T>、リブセンス<6054.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時45分時点で、1ドル=139円台の半ば(16日は139円37-39銭)、1ユーロ=144円台の後半(同144円98銭-145円02銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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