日本製鉄、ブルーカーボン生態系で二酸化炭素吸収量を算定したものがJブルークレジットの認証を受ける

株式

2022/11/18 15:51

 日本製鉄<5401.T>は17日、増毛漁業協同組合(北海道増毛町)が04年から共同で取り組んでいる鉄鋼スラグを原料とした「ビバリーユニット」を使用した藻場造成事業において、海藻藻場であるブルーカーボン生態系で二酸化炭素吸収量を算定したものが、今回、国土交通省認可の技術研究組合であるジャパンブルーエコノミー技術研究組合が運営するJブルークレジットの認証を経て、クレジット発行を受けたと発表した。

 同社は、北海道増毛町において、増毛漁業協同組合と共同で、04年から磯焼け対策、水産振興を目的に同社が開発した海域向け施肥材ビバリーユニットによる海藻藻場の造成に取り組んできた。14年からは、増毛町別苅海岸で、海岸線300mの大規模事業へと展開。別苅海岸での造成時から毎年実施している調査で、主にホソメコンブの藻場面積を測定し、造成1年後の15年0.6haから8年目の22年には3.3haと5.5倍に拡大していることを確認した。今回、同社と増毛漁業協同組合は共同で、Jブルークレジットに申請し、直近5年間の18-22年に吸収・固定化された二酸化炭素量(ブルーカーボン)として、49.5t-CO2の認証を経てクレジットの発行を受けたという。

 18日の終値は、前日比4.5円高の2196.5円。

提供:モーニングスター社

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