日経平均は4円高、米国株高を支えに買い先行も一巡後に伸び悩む

 21日午前10時時点の日経平均株価は前週末比4円37銭高の2万7904円14銭。朝方は、前週末の欧米株高を支えに買いが先行し、寄り付き直後に2万8007円06銭(前週末比107円29銭高)まで値を上げた。その後は、心理的なフシ目となる2万8000円を維持できず、戻り売りや利益確定売りに抑えられ、伸び悩み商状となっている。

 業種別では、丸紅<8002.T>、三菱商<8058.T>、住友商<8053.T>などの卸売株が堅調。住友鉱<5713.T>、三菱マテリアル<5711.T>、大阪チタ<5726.T>などの非鉄金属株も高い。商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、合同鉄<5410.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株も引き締まっている。関西電力<9503.T>、東北電力<9506.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株も値を上げている。

 半面、SOMPOH<8630.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株が軟調。INPEX<1605.T>などの鉱業株もさえない。大王紙<3880.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。

 個別では、TDCソフト<4687.T>、LTS<6560.T>、CIJ<4826.T>などが値上がり率上位。半面、LIFULL<2120.T>、ミクニ<7247.T>、東海カーボン<5301.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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