<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年GDP伸び率見通しを2.81%増に引き上げ―3週連続

新興国

2022/11/29 8:45

 ブラジル中央銀行が28日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、22年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.80%増から2.81%増に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前の予想は2.76%増だった。23年の見通しは0.70%増に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前の予想は0.64%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の5.88%上昇から5.91%上昇に引き上げられた。引き上げは5週連続。1カ月前の予想は5.61%上昇だった。23年の見通しも5.01%上昇から5.02%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前の予想は4.94%上昇だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.75%に据え置かれた。据え置きは23週連続。23年末時点の見通しも前週予想の11.50%に据え置かれた。1カ月前は11.25%だった。次回12月6-7日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは23週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、22年末時点の見通しが前週予想の5.25レアルから5.27レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は5.20レアルだった。23年末時点の見通しも5.24レアルから5.25レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は5.20レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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