米国株式市場:国債利回りの低下でNYダウ反発、ナスダックは3日ぶり反落

株式

2022/12/5 7:46

 前週末2日の米国株式は、NYダウが前日比34.87ドル高の3万4429.88ドルと反発、ナスダック総合指数は同20.952ポイント安の1万1461.497ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2655万株、ナスダック市場が43億2804万株だった。

 米11月雇用統計で、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が前月比26万3000人増加し、市場予想平均の同20万人増を上回った。また、平均時給は前月比0.6%増で、市場予想平均の同0.3%増を超えた。賃金インフレへの警戒から、NYダウは一時、350ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、米10年物国債の利回りが3.4%台に低下したことを受け下げ幅を縮小、取引終了にかけ上げに転じた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ペイパルやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、コストコなどが下落した。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末2日の大阪取引所清算値比50円安の2万7710円だった。

提供:モーニングスター社

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