リファインVが一時急騰、廃車回収インテークマニホールドを原料に「REAMIDE」新グレード開発

株式

2022/12/7 11:20

 リファインバースグループ<7375.T>が急騰し、一時188円高の2411円を付けている。6日引け後に廃車から回収したインテークマニホールドを原料として使用した「REAMIDE」新グレードを開発したと発表し、材料視された。

 インテークマニホールドは、自動車エンジンに空気を供給するための管状の部品で、乗用車の多くの車種でガラス繊維強化ナイロン樹脂製のものが使用されている。日本国内では年間300万台以上の廃車が発生しており、インテークマニホールド1部品で乗用車1台当たりおよそ2キログラムとすると、年間6000トン以上が廃棄されていると考えられる。これまでそのほとんど全てが最終的に焼却、熱回収されており、素材としてのリサイクルはされていなかったが、リファインVは国内で初めてそのマテリアルリサイクルに取り組む。

 同社が開発した「REAMIDE」新グレードは、今後さらなる需要の拡大が見込まれる廃車由来のポストコンシューマーリサイクル原料を含有しながら、バージン原料と同等の強度を維持することが可能な画期的な新素材となる。

 午前11時16分時点の株価は、前日比51円高の2274円。

提供:モーニングスター社

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