明日の日本株の読み筋=もみ合い商状か

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株式

2022/12/8 16:30

 9日の東京株式市場は、もみ合い商状が続きそうだ。米国株式の値動きが不安定となるなか、週末要因もあり手控えムードも手伝い、動意に乏しくなりそう。中国・上海市場をはじめとしたアジア市場の動向に影響を受けることも想定される。市場では「現地13-14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、様子見姿勢が強まることが見込まれる」(中堅証券)との声が聞かれた。また、12月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出に関しては、市場の推定値が意識される場面もありそう。

 8日の日経平均株価は、前日比111円97銭安の2万7574円43銭と続落して取引を終えた。売り一巡後は、手がかり材料に乏しいなか様子見姿勢が強まったが、取引終了間際には下げ幅を縮小する場面もみられた。8日の取引終了後、東京証券取引所が発表した11月第5週(11月28日-12月2日)投資主体別売買動向(現物株、金額ベース)によると、海外投資家は101億円の売り越しで、2週ぶりの売り越し。個人投資家は5245億円の買い越しで、6週ぶりに買い越しとなった。

提供:モーニングスター社

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