【香港IPO】温州の歯科医院チェーン・美皓医療集団、初値は公開価格を9.52%下回る0.76香港ドル

サーチナ

中国株

2022/12/15 9:22

 浙江省温州市で歯科医院を運営する美皓医療集団(01947/香港)が12月15日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格0.84香港ドルに対し、初値は9.52%安い0.76ドルだった。終値は同14.29%安の0.72ドルだった。

 同社は2004年設立。温州市最大の民営歯科サービス提供業者で、21年の同市における歯科サービス市場シェアは13.2%、民営歯科サービス市場シェアは25.2%となっている。目論見書発行時点で温州市に5か所の民営歯科医院を設置しており、口腔総合治療、口腔修復、インプラント、歯科矯正の4分野の歯科衛生サービスを提供している。21年12月期の売上構成は、口腔総合治療が34.8%、歯科矯正が21.4%、口腔修復が22.1%、インプラントが15.8%。

 21年12月期の売上高は1億531万人民元(前期比24.55%増)、純利益は3217万元(同2.15倍)。22年1〜5月期の売上高は4685万元(前年同期比36.13%増)、純利益は851万元(同6.50%増)。

 新規上場に伴い調達予定の約8740万香港ドルは、約29%を中国国内の歯科医院2か所の戦略的買収に、約27%を温州口腔医院の初期経営費用に、約14%を児童歯科医院の初期経営費用に、約9%を温州市以外の歯科診療所設立費用に、約5%を歯科トレーニングセンターの設立に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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