日経平均は3円程度安、株価指数先物に断続的な買いで下げ幅縮小=15日前場

 15日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比3円程度安い2万8152円前後で推移する。寄り付き直後には、同168円67銭安の2万7987円54銭を付ける場面もみられた。きのう14日に大幅続伸した反動や、現地14日の米国株式が下落したこともあり、売りが先行した。売り一巡後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、一時プラスになる場面もあった。14日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比190円安の2万7890円だった。取引開始前に財務省が発表した11月分の貿易統計(速報)によると、貿易収支は2兆274億円の赤字で16カ月連続の赤字となった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も安い。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、信越化<4063.T>、三菱ケミG<4188.T>などの化学株も軟調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、JAL<9201.T>の空運株も下げている。

 個別では、Hamee<3134.T>、LinkU<4446.T>、大栄環境<9336.T>、Sansan<4443.T>、トルク<8077.T>などが下落。半面、ブラス<2424.T>、クミアイ<4996.T>、ユーグレナ<2931.T>、ビューティガレージ<3180.T>、東リ<7971.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=135円台の前半(14日は135円46-48銭)、1ユーロ=144円台の半ば(同144円00-04銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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