<相場の読み筋>12月19日

2022/12/19 7:45

 前週末16日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前日比281.76ドル安の3万2920.46ドル、ナスダック総合指数が同105.112ポイント安の1万705.414ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が32億4562万株、ナスダック市場が70億6751万株だった。株価指数と個別株の先物・オプションの清算日「クアドルプル・ウィッチング」にあたり出来高が膨らんだ。米12月製造業PMI(購買担当者景気指数)が46.2と市場予想平均の47.7を下回り、同12月非製造業PMIが44.4で同46.8を下回った。両指数が市場予想の平均よりも悪かったことが嫌気され、NYダウは一時540ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスやナイキ、マクドナルドなどが値下がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、軟調な展開が続きそうだ。前週末16日に大幅続落した動きや、前週末16日に欧米株式が下落したこともあり、売り先行スタートになるとみられる。日経平均株価は、200日移動平均線(前週末16日時点で2万7240円)が意識される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円前後(前週末16日は137円22-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円前後(同145円90-94銭)と円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなりそう。前週末16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日電産<6594.T>、ソニーG<6758.T>、キヤノン<7751.T>などが、同16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は16日の大阪取引所清算値比190円安の2万7280円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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