日経平均は224円安、日銀の緩和修正の影響続き売り先行

 21日午前10時時点の日経平均株価は前日比224円36銭安の2万6343円67銭。朝方は、きのう20日に日銀が金融政策決定会合で大規模緩和を修正し、長期金利の許容変動幅の拡大を決定した影響が続き、売りが先行した。円高進行を背景に輸出関連株中心に値を下げ、一時2万6269円80銭(前日比298円23銭安)まで下落した。その後下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、三菱自<7211.T>などの輸送機器株が下落。東エレク<8035.T>、TDK<6762.T>、京セラ<6971.T>などの電機株や、三井不<8801.T>、東建物<8804.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も売られている。菱重工<7011.T>、クボタ<6326.T>、日立建機<6305.T>などの機械株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、近鉄GHD<9041.T>などの陸運株も安い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も値を下げている。

 半面、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株が軒並み上昇し、第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株も堅調。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。

 個別では、日電波<6779.T>、プレミアG<7199.T>、アイエスビー<9702.T>などが値下がり率上位。半面、インフォコム<4348.T>、エニグモ<3665.T>、コーセル<6905.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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