日経平均は377円安、米国株安を受け売り優勢

 23日午前10時時点の日経平均株価は前日比377円06銭安の2万6130円81銭。朝方は、売り優勢で始まった。22日発表の米経済指標が堅調で金融引き締め継続への懸念が強まり、米国株式市場で主要3指数が下落。米半導体関連企業の先行き業績への警戒からSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の下落率は4%を超えた。この流れを受け、値がさハイテク株中心に広範囲に軟化し、一時2万6106円38銭(前日比401円49銭安)まで下落した。その後も安値圏で推移している。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が下落。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、TDK<6762.T>、などの電機株や、ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、三菱重工<7011.T>などの機械も売られている。住友鉱<5713.T>、大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>などの非鉄金属株も軟調。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>、オリンパス<7733.T>などの精密株も安い。

 半面、東電力HD<9501.T>、東北電力<9506.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、めぶきFG<7167.T>などの銀行株や、MS&AD<8725.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も高い。

 個別では、ティーガイア<3738.T>、JDI<6740.T>、ジャムコ<7408.T>、タムロン<7740.T>などが値下がり率上位。半面、gumi<3903.T>、コネクシオ<9422.T>(監理)、タツタ線<5809.T>(同)、日鉄物産<9810.T>(同)がストップ高カイ気配。

提供:モーニングスター社

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