<相場の読み筋>12月26日

2022/12/26 7:45

 前週末23日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比176.44ドル高の3万3203.93ドル、ナスダック総合指数が同21.744ポイント高の1万497.863ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が5億8794万株、ナスダック市場が33億5936万株だった。米11月PCE(個人消費支出)は、エネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.7%上昇、市場予想平均の同4.6%の上昇を上回った。インフレの高止まりが警戒され、NYダウは一時210ドルを超える下げをみせた。その後、12月ミシガン大学消費者信頼感指数の確定値が59.7となり、市場予想平均の59.1を超えたことから、買い戻す動きを誘うなど、不安定な値動きだった。NYダウ採用銘柄では、シェブロンやウォルト・ディズニー、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが、値上がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は、反発スタートか。前週末23日に発表された米12月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)で1年先の期待インフレ率が下方修正されたことで米国株式が上昇。これを支えに買いが先行しそうだ。ただ、中国で新型コロナウイルス感染症が急拡大しており、懸念要因として意識される。また、26日の欧米市場はクリスマスの振替休日で休場となり、市場参加が減り、上値は限定されそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台後半(前週末終値は132円52-54銭)と、ユーロ・円が1ユーロ=141円近辺(同140円81-85銭)。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比65円高の2万6215円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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