【北京IPO】電気溶接用防護マスクメーカーの常州迅安科技が27日に公募開始、1085万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/12/27 9:08

 北京証券取引所への上場を目指す、常州迅安科技(834950/北京)が12月27日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1085万株を発行予定で、公募価格は13元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2001年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。電気溶接用の防護マスク、電動送風フィルター式呼吸装置および関連部品の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品は機械製造、金属加工、自動車、建築、航空宇宙、船舶、採鉱、防護などの分野に広く用いられている。欧州CE、米国ANSI、NIOSH、英UKCAなど複数の認証を取得し、国際的な溶接設備生産グループ、工具販売チェーン店、溶接用防護用具貿易業者と長期的、安定的な提携関係を築いてきた。

 22年1〜6月期の売上構成は電気溶接防護マスクが72.24%、自動調光遮光ミラーなど電気溶接防護マスク部品が15.01%、伝動送風フィルター式呼吸装置が5.38%、伝動送風フィルター式呼吸装置部品が7.38%となっている。3Mをはじめとする世界の電気溶接防護マスクリーディングカンパニーとOEM/ODM提携関係を持つことで、中国国内の業界において高い競争力を持つ。高い技術力、品質コントロール力、良質な顧客といった強みを生かし、さらなる成長を目指す。

 21年12月期の売上高は2億1229万元(前期比19.91%増)、純利益は5726万元(同31.45%増) 。22年1〜9月期の売上高は1億3755万元(前年同期比15.45%減)、純利益は3317万元(同14.65%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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