日経平均は274円程度安、株価指数先物に断続的な売りで2万6000円割れも=29日前場

 29日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比274円程度安い2万6065円前後で推移する。午前9時18分には、同375円09銭安の2万5965円41銭を付け、取引時間中としては、10月3日以来の2万5000円台となる場面もみられた。きのう28日に下落した動きや、現地28日の米国市場で、NYダウが3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数が続落したことから、売りが先行。その後、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、下げ幅を拡大する場面がみられた。28日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比200円安の2万6030円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も下げている。

 個別では、クスリアオキ<3549.T>、ハイパー<3054.T>、ノーリツ鋼<7744.T>、エアーテック<6291.T>、ダイキアクシ<4245.T>などが下落。半面、JTEC<3446.T>、マルマエ<6264.T>、コーエテクモ<3635.T>、LinkU<4446.T>、グリムス<3150.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=133円台の後半(28日は133円91-93銭)、1ユーロ=142円台の前半(同142円54-58銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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