<年末年始特集>2023年も重要イベント目白押し―WBC、日銀新総裁、COP28(1)

株式

2022/12/30 16:08

 2022年は新型コロナの影響が残る中、北京オリンピックやサッカー・ワールドカップ(W杯)などのビッグイベントが注目を集めた。また、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げに踏み切り、各国の金融政策に株式市場が翻弄された年でもあった。23年に注目すべきイベントを探りたい。

―WBCは日米の有力選手が参加―

 W杯の余韻が冷めやらぬ中、23年3月に開幕するのが野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。21年の東京五輪、22年のW杯とスポーツイベントが大きな注目を集めただけに、WBCにも期待が高まる。

 日本代表の「侍ジャパン」には、大リーグからはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有、シカゴ・カブスの鈴木誠也が出場の意思を表明しており、日本のプロ野球からも18年ぶりの三冠王を獲得したヤクルト・村上宗隆やオリックス・山本由伸、ロッテ・佐々木朗希が参加する方向だ。有力選手の参加で3大会ぶりの優勝を目指す。

 一方、米国代表も負けてはいない。メジャー通算197勝のクレイトン・カーショー投手をはじめ、大谷翔平のチームメイトとして知られるマイク・トラウトを揃え、史上最強との声も挙がる。ドミニカ共和国も大物がリストに入っており、試合の盛り上がりが見込まれる。

 WBCは3月8日に始まり、日本は予選で韓国、豪州、中国、チェコと争う。準々決勝の試合は日本の東京ドームで行われる。決勝は21日だ。関連銘柄は、野球などのスポーツ用品大手のゼット<8135.T>。今3月期の連結営業利益予想は8億円(前期比63%増)と、業績面も好調。株価は6月を底に上昇したが、株価指標面では割安感が残る。

 このほか、サニーサイドアップグループ<2180.T>はスポーツビジネスに強みを持ち、元プロ野球選手の五十嵐亮太のマネジメントも手掛ける。磁気アクセサリーのコラントッテ<7792.T>は侍ジャパン候補の福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也が契約選手だ。(2)へつづく

提供:モーニングスター社

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