【上海IPO】半導体メモリ製造の深セン佰維存儲科技、初値が公開価格を9.86%上回る15.37元

サーチナ

中国株

2023/1/4 9:49

 半導体メモリを製造する深セン佰維存儲科技(688525/上海)が12月30日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格13.99元に対し、初値は9.86%高い15.37元だった。終値は同14.80%高の16.06元だった。

 同社は2010年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。半導体メモリの研究開発、生産、販売を主業務としており、スマート端末用メモリ、コンシューマー製品用メモリモジュール、工業用メモリモジュールが主な製品。法人向けの「Biwin」ブランドを展開し、工業向け、企業向け、車載向け、PC向け製品を提供しているほか、消費者向けの「Biwintech」ブランドでDIY、Eスポーツ用メモリ、モバイルメモリを提供している。21年におけるeMMCおよびUFS世界市場シェアは2.4%で、世界第8位、中国国内第2位となっている。

 21年12月期の売上高は26億904万元(前期比58.92%増)、純利益は1億1657万元(同4.26倍)。22年1〜9月期の売上高は21億8534万元(前年同期比6.80%増)、純利益は7604万元(同34.04%減)。

 新規上場に伴い調達予定の8億元(約152億円)は、約38%の3億元を広東省恵州市の先進実装・メモリ製造拠点建設プロジェクトに、25%の2億元を先進メモリ研究開発センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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