日経平均は209円高、前週末の米株大幅高を織り込み買い先行

 10日午前10時時点の日経平均株価は前週末比209円83銭高の2万6183円68銭。朝方は、買いが先行した。現地9日の米国株式は高安まちまちながら、前週末6日に米22年12月雇用統計結果を受けて主要3指数が大幅高したことを織り込み、一時2万6316円66銭(前週末比342円81銭高)まで上昇した。ただ、買い一巡後は伸び悩み商状となっている。

 業種別では、ダイキン<6367.T>、IHI<7013.T>、ディスコ<6146.T>などの機械株が堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、中山鋼<5408.T>などの鉄鋼株も高い。TOTO<5332.T>、東海カーボン<5301.T>などのガラス土石株や、住友鉱<5713.T>、DOWA<5714.T>、大阪チタ<5726.T>などの非鉄金属株も値を上げている。東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株も引き締まっている。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、東建物<8804.T>などの不動産株も物色されている。

 半面、三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>、コンコルディ<7186.T>などの銀行株や、第一生命HD<8750.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株が軟調。関西電力<9503.T>、中国電力<9504.T>、東北電力<9506.T>などの電気・ガス株も安い。

 個別では、テノHD<7037.T>がストップ高カイ気配となり、力の源HD<3561.T>、ソシオネクス<6526.T>などが値上がり率上位。半面、エスプール<2471.T>、良品計画<7453.T>、リテールP<8167.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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