日経平均は12円程度安、買い先行後は手じまい売りが優勢に=12日前場

 12日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比12円程度安い2万6433円前後で推移する。午前9時38分には、同64円07銭安の2万6381円93銭を付けている。きのう11日までの堅調な値動きに加え、現地11日の米国株式市場で、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数が4日続伸したこともあり、朝方は買いが先行した。ただ、手がかり材料に乏しく上値を追いにくいなか、手じまい売りが優勢となったもよう。11日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比115円高の2万6525円だった。

 業種別では、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も下げている。

 個別では、コシダカHD<2157.T>、広済堂HD<7868.T>、日駐<2353.T>、ブックオフH<9278.T>、トレファク<3093.T>などが下落。半面、タマホーム<1419.T>、日医工<4541.T>(監理)、サイゼリヤ<7581.T>、東光高岳<6617.T>、ライフコーポ<8194.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=131円台の後半(11日は132円41-43銭)、1ユーロ=141円台の後半(同142円29-33銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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