<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP見通しを0.77%増に引き下げ

新興国

2023/1/17 8:51

 ブラジル中央銀行が16日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の0.78%増から0.77%増に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は0.79%増だった。24年の見通しは1.50%増に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は1.67%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.36%上昇から5.39%上昇に引き上げられた。引き上げは5週連続。1カ月前は5.17%上昇だった。24年の見通しは3.70%上昇に据え置かれた。1カ月前は3.50%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.25%から12.50%に引き上げられた。1カ月前の予想は11.75%だった。24年末時点の見通しは9.25%に据え置かれた。1カ月前は9.00%だった。次回2月1日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは30週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.28レアルに据え置かれた。1カ月前は5.26レアルだった。24年末時点の見通しも5.30レアルに据え置かれた。1カ月前は5.25レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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