日経平均は25円安、米国株安を受け売り先行、一巡後に上げ転換の場面も

 20日午前10時時点の日経平均株価は前日比25円60銭安の2万6379円63銭。朝方は、19日の米国株安を受け、売りが先行し、寄り付き直後に2万6320円96銭(前日比84円27銭安)まで軟化した。一巡後は、いったん上げに転じ、2万6411円86銭(同6円63銭高)まで強含む場面もあった。ただ、買いは続かず、その後は小安い水準で推移している。22年4-12月期決算の発表本格化を前に持ち高を一方的に傾けにくい面もある。

 業種別では、JPX<8697.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が軟調。ブリヂス<5108.T>、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株もさえず、東エレク<8035.T>、アドバンテ<6857.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も安い。任天堂<7974.T>、ヤマハ<7951.T>などのその他製品株や、フジクラ<5803.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も値を下げている。

 半面、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。大成建<1801.T>、清水建<1803.T>、鹿島<1812.T>などの建設株も買われている。

 個別では、ラクスル<4384.T>、メディアドゥ<3678.T>、エニグモ<3665.T>などが値下がり率上位。半面、JESHD<6544.T>、ユーグレナ<2931.T>、ダイキアクシ<4245.T>などが値上がり率上位。

提供:モーニングスター社

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