来週の日本株の読み筋=日米企業決算に焦点移る

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2023/1/20 16:38

 来週(23-27日)の東京株式市場では、日米企業決算に焦点が移ろう。今週最大のヤマ場となった日銀の金融政策決定会合は、現状の緩和策を維持し、イベントは無事通過した。今後のポイントとなる新総裁の提示は来月とみられる上、次のFOMC(米連邦公開市場委員会、1月31日、2月1日)までは少し間があり、本格化する決算をにらみつつ、個別株重視の色彩が強まってくる可能性がある。

 来週の決算では、米国で、24日にマイクロソフトや3M、テキサス・インスツルメンツ、25日にテスラとボーイング、26日にはインテルが22年10-12月期決算を明らかにする。日本では、1月31日の東証プライム市場の開示ピークへ向けて、24日に日本電産<6594.T>、26日に信越化学工業<4063.T>、27日にはファナック<6954.T>などが22年4-12月期決算を発表する。これら有力企業の決算内容を受け、市場がどう反応するかが注目される。

 一方、経済指標などのスケジュールでは、国内で23日に22年12月19-20日開催の日銀金融政策決定会合の議事要旨、26日に1月17-18日開催の日銀会合「主な意見」が公表される。27日は1月東京都区部CPI(消費者物価指数)が出る。海外では中国などが週を通して春節(旧正月)の休場。25日にドイツの1月Ifo景況感指数、26日に米22年10-12月期GDP(国内総生産)速報、27日に米12月個人所得・個人支出などが予定されている。

提供:モーニングスター社

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