<相場の読み筋>1月25日

2023/1/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前日比104.40ドル高の3万3733.96ドルと3日続伸、ナスダック総合指数は同30.142ポイント安の1万1334.272ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が6億631万株、ナスダック市場が54億1087万株だった。朝方発表された3M(スリーエム)の22年10-12月決算は、1株利益が市場予想平均に届かず下落。連騰していたこともありNYダウは売り優勢となる場面もみられた。売り一巡後は、利上げペースが緩むとの期待感が支えとなり上昇に転じた。NY証券取引所で取引開始後、技術的な不具合が発生し一部の銘柄の取引が停止されたが、影響は限られたもよう。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、アルファベット(グーグルの持ち株会社)などが下落した。

 25日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価はきのう24日、大幅に3日続伸した反動や、75日移動平均線(24日時点で2万7184円)や200日線(同2万7225円)を終値ベースで上回ったこともあり、売りに押される場面がありそう。決算発表の本格化を前に、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の前半(24日は129円85-87銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の半ば(同141円40-44銭)と小動き。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、日本電産<6594.T>、パナソニック<6752.T>などが、24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比80円安の2万7190円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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