日経平均は23円高、前日3連騰の反動で利益確定売り先行も一巡後に上げ転換

 25日午前10時時点の日経平均株価は前日比23円06銭高の2万7322円25銭。朝方は、売りが先行した。24日の米国株式は高安まちまちながら、前日に3連騰した反動で利益確定売りが出やすく、2万7175円88銭(前日比123円31銭安)と安く寄り付いた。一巡後は、円安を支えに上げ転換。先物にまとまった買いが入ったこともあり、一時2万7334円11銭(同34円92銭高)まで強含んだ。その後もしっかりとなっている。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、中山鋼<5408.T>などの鉄鋼株が堅調。東電力HD<9501.T>、東北電力<9506.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株も高い。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も引き締まり、大日印<7912.T>、凸版<7911.T>などのその他製品株も値を上げている。

 半面、エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株が軟調。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も安い。T&DHD<8795.T>、東京海上<8766.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株もさえない。

 個別では、テノHD<7037.T>、大日印<7912.T>、フィルC<3267.T>などが値上がり率上位。半面、日電産<6594.T>、MSOL<7033.T>、ディスコ<6146.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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