ヒトコムHDが4日続伸、モーニングスターが「インバウンド復活で恩恵、高い経営効率も魅力」と指摘

株式

2023/1/25 11:45

 成果追求型の営業支援企業ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>が前日比7円高の1666円を付け4日続伸。モーニングスターは25日付リポートで、入国制限がほぼコロナ禍前に戻ったことなどから、第2四半期以降インバウンド急増の恩恵が表面化すると指摘している。また、近年経営指標として注目度が高まっている「ROIC」(投下資本利益率)は、同業種の中でも高水準にあり、効率的な経営が行われていることも魅力としている。

 レポートでは、コロナ対策関連業務については23年8月期第1四半期(22年9-11月)の売上高が前年同期から増加していると指摘。コロナが収束する中でも、例えば空港での水際対策支援など、ある程度の事業規模は維持されるという。業績予想にはこのコロナ対策関連業務が4月以降織り込まれておらず、上ブレ要因になると分析。コロナ関連業務が保守的なこと、インバウンドの急拡大期待、高い収益性の維持、23年8月期連結業績の上ブレ確度が高いことなどから、評価不足としている。想定株価レンジは2500-3000円、投資判断は「オーバーウエート」(強気)継続としている。

 前引け後の株価は、前日比3円高の1662円ザラバ引け。

提供:モーニングスター社

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