<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年のインフレ見通しを5.78%上昇に引き上げ

新興国

2023/2/7 8:49

 ブラジル中央銀行が6日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想したIPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.74%上昇から5.78%上昇に引き上げられた。引き上げは8週連続。1カ月前は5.36%上昇だった。24年の見通しも3.90%上昇から3.93%上昇に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は3.70%上昇だった。

 また、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の0.80%増から0.79%増に引き下げられた。1カ月前は0.78%増だった。24年の見通しは1.50%増に据え置かれた。据え置きは6週連続。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.50%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前の予想は12.25%だった。24年末時点の見通しは9.50%から9.75%に引き上げられた。1カ月前は9.25%だった。次回3月22日会合時点の見通しは13.75%に据え置かれた。据え置きは32週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.25レアルに据え置かれた。1カ月前は5.28レアルだった。24年末時点の見通しも5.30レアルに据え置かれた。据え置きは4週連続。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ