【深センIPO】自動車部品メーカーの寧波一彬電子科技が21日に公募開始、3093万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/2/21 9:09

 深セン証券取引所のメインボードへの上場を目指す、寧波一彬電子科技(001278/深セン)が2月21日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3093万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。

 同社は2006年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。自動車部品の設計、開発、生産、販売を主業務としており、乗用車に特化したブラスチック部品、金属部品を手掛ける。製品はサブメーターシステム、空気循環システム、エンジンルーム、座席、車内照明、ドア内側カバー、外装部品などに広く用いられているほか、化石燃料車だけでなく新エネルギー車専用部品の開発も積極的に行っている。

 浙江省寧波市を主拠点として、中国国内の多くの都市および日本、米国などに子会社、支社を設置しており、中国国内だけでなく欧米を中心とした海外市場でも製品を販売している。メルセデス・ベンツやBMW、アウディ、トヨタ、ホンダ、日産、キャデラック、ボルボ、フォルクスワーゲン、吉利、奇瑞など多くのブランドの自動車に同社の製品が使用されている。22年1〜6月期の売上構成は、プラスチック部品が67.51%、金属部品が27.83%、金型が4.66%となっている。

 22年12月期の売上高は18億6159万元(前期比30.50%増)、親会社株主に帰属する純利益は1億1239万元(同14.55%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高は4億2000万〜4億7000万元(前年同期比4.20〜16.61%増)、親会社株主に帰属する純利益は1400万〜1700万元(同19.04〜33.33%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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