【北京IPO】鉄道通信信号設備の上海鉄大電信科技が24日に公募開始、3000万株発行予定
北京証券取引所への上場を目指す、上海鉄大電信科技(872541/北京)が2月24日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3000万株を発行予定で、公募価格は3.38元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は1992年設立の民営企業で、2014年に株式会社化した。通信信号製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、システムインテグレーション、技術コンサルティング、技術トレーニング、技術サポートなど一体化した軌道交通安全監視制御・防護ソリューションプランを提供している。主な製品は設備のモニタリングシステム、雷撃防護システム、LED信号機システム、スマート運営メンテナンス管理システムなどで、国の鉄道、地下鉄など都市軌道交通に広く用いられている。主要顧客は中国国家鉄路集団、中国鉄路通信信号、中国鉄建、中国中鉄の各グループ傘下企業だ。
22年1〜6月期の売上構成は、設備モニタリングシステムが64.25%で、雷撃防護システムが22.48%、LED信号機システムが13.18%、スマート運営メンテナンス管理システムが0.09%となっている。高い開発力と、在来鉄道から地下鉄などの都市軌道システムまでを広く網羅していること、優れた顧客リソース、高い品質に裏付けられたブランド力、豊富な経験と実績を強みとする一方、資金力が不足していることで経営規模が同業界の上場企業に比べて小さいといったボトルネックを抱えており、新規上場によって今後の大きな発展を実現するための資金を調達したいところだ。
22年12月期の売上高は2億3306万元(前期比15.49%増)、純利益は3320万元(同10.18%増)。
なお、中国本土市場では、公募価格が同業種上場企業の平均的な株価収益率(PER)を上回る水準に設定された場合、投資リスクに関する公告を発表して公募開始を3週間延期する可能性がある。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
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