【北京IPO】分散型太陽光発電所の浙江艾能聚光伏科技、初値は公開価格を55.17%上回る9元

サーチナ

中国株

2023/3/1 9:11

 分散型太陽光発電所を手掛ける浙江艾能聚光伏科技(834770/北京)が2月28日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格5.98元に対し、初値は55.17%高い9.00元だった。終値は同46.82%高い8.78元だった。

 同社は2010年設立の民営企業。分散型太陽光発電所の投資運営、開発、サービスおよびシリコン太陽光電池セルの研究開発、生産、販売を主業務としている。浙江省内で一定のブランド知名度を持ち、太陽光電池製造と分散型太陽光発電所開発の両方をカバーする強みを生かして、クリーンエネルギー分野で成長を続けている。22年6月30日現在、190か所の分散型太陽光発電所を持ち、累計発電容量は118.38メガワットだ。

 21年における分散型太陽光発電所発電容量市場シェアは0.11%、太陽光発電量の市場シェアは0.03%、太陽光発電セルの生産量ベース市場シェアは0.24%となっている。 22年12月期の売上高は4億3283万元(前期比26.64%増)、純利益は6179万元(同35.19%増)。

 新規上場に伴い調達予定の1億8000万元(約35億円)は、50メガワット規模の屋上太陽光発電設備建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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