日経平均は94円安、米国株安を受け売り先行

 1日午前10時時点の日経平均株価は前日比94円98銭安の2万7350円58銭。朝方は、売りが先行した。2月28日の米国株式市場で利上げ長期化への警戒感から主要3指数が下げた流れを受け、一時2万7336円66銭(前日比108円90銭安)まで軟化した。その後の戻りは限定され、上値の重い動きとなっている。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が軟調。中外薬<4519.T>、塩野義薬<4507.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も売られている。テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株や、任天堂<7974.T>、ミズノ<8022.T>などのその他製品株も値を下げている。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>などのサービス株もさえない。

 半面、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713.T>、DOWA<5714.T>、三菱マ<5711.T>などの非鉄金属株が堅調。三菱商<8058.T>、三井物<8031.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株も高く、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も引き締まっている。

 個別では、ラクーンHD<3031.T>、アイエスビー<9702.T>、ツルハHD<3391.T>などが値下がり率上位。半面、安永<7271.T>がストップ高カイ気配となり、カナデン<8081.T>、味の素<2802.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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