【上海IPO】ポリエステル生地・衣服メーカーの浙江彩蝶実業が7日に公募開始、2900万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/3/7 9:09

 上海証券取引所のメインボードへの上場を目指す、浙江彩蝶実業(603073/上海)が3月7日、新規公開に向けた公募を開始する。2900万株を発行予定で、公募価格は19.85元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2002年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。ポリエステル生地、無縫製衣服、ポリエステル糸の研究開発、製造、販売、ポリエステル生地の染色・後処理の受託サービスを主業務としている。

 22年1〜6月期におけるポリエステル生地および無縫製衣服の外国向け売上高が1億6841万元で、中国全体の同類製品輸出額に占める割合は0.10%となっている。また、染色および後処理ポリエステル生地生産量は1万7848トン、5400万メートルで中国国内シェアは約0.2%である。21年1〜12月におけるポリエステル糸生産量は2万1700トンで国内シェアは0.05%だ。

 同社はポリエステル糸の製造から縫製、染色に至るまでサプライチェーンの大部分をカバーしており、国内外の顧客のニーズに迅速対応できる体制を整えるとともに品質の保証、低コストを実現していること、製品開発力の高さ、豊富な経験に裏打ちされた高い技術力などを強みとしている。今後、新製品の開発、国際市場の開拓に一層力を注ぎ、技術開発、販売サービス体系強化、人材呼び込み・インセンティブ体制の充実により会社の総合的な実力を高めていく方針である。

 22年12月期の売上高は7億3567万元(前期比11.39%減)、純利益は1億16万元(同15.73%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億6000万〜1億7500万元(前年同期比1.99〜11.56%増)、純利益は1900万〜2200万元(同10.65%減〜3.45%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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