日経平均は644円安、米銀破たん相次ぎリスク回避の売りが継続

 14日午前10時時点の日経平均株価は前日比644円20銭安の2万7188円76銭。朝方は、リスク回避の売りが継続した。米国で銀行の経営破たんが相次ぎ、金融システムへの影響が引き続き懸念された。円高・ドル安も重しとなり、下げ幅を拡大し、一時2万7177円62銭(前日比655円34銭安)まで下落した。その後の戻りは鈍く、安値圏で推移している。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、東京海上<8766.T>、第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安く、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株も売られている。オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も軟調。

 個別では、富山第一銀行<7184.T>、メイコー<6787.T>、ACCESS<4813.T>などが値下がり率上位。半面、ミマキエンジ<6638.T>、コプロHD<7059.T>、JMDC<4483.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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