【北京IPO】鉄筋構造製品の徐州中煤百甲重鋼科技、初値は公開価格と同値の4元

サーチナ

中国株

2023/3/15 9:10

 鋼鉄構造製品メーカーの徐州中煤百甲重鋼科技(835857/北京)が3月14日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格4.00元に対し、初値は同値だった。終値は同8.75%低い3.65元だった。

 同社は2006年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。重量鉄骨、軽量鉄骨、網状鉄骨などの鋼鉄構造製品の製造、加工、組み立て式鉄筋建築に付帯するプレキャストコンクリートなどの製造、加工、ならびに工業用鉄骨建築や組み立て式鉄筋建築の研究開発、設計、加工、組み立てを一体化したソリューションプランの提供を主業務としている。江蘇徐州市のほか、安徽省、寧夏回族自治区などに生産拠点を設け、広い範囲を対象にした生産体制を構築している。また、中国国内のほかに東南アジア、南アジア、中東、欧州、アフリカ、南米などの市場も開拓している。

 2022年12月期の売上高は10億1665万元(前期比2.01%増)、純利益は5461万元(同7.82%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が2億2000万〜2億6000万元(前年同期比10.35%減〜5.95%増)、純利益は700万〜900万元(同15.92%減〜8.11%増)。

 新規上場に伴い調達予定の1億7010万元(約33億円)は、約24%の4000万元を寧夏回族自治区でのスマート化重量鉄骨構造加工拠点プロジェクトに、約41%の7010万元を江蘇省徐州市でのスマート化重量鉄骨構造加工技術改良プロジェクトに、約18%の3000万元を安徽省でのスマート化重量鉄骨構造加工拠点プロジェクトに、約6%の1000万元を新型鉄骨構造組み立て式住宅外壁板およびその生産技術の開発プロジェクトに、約12%の2000万元を鉄骨構造建築・屋上太陽光発電一体化技術開発プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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