日経平均は3円安、米株高で買いが先行も一巡後は下げに転じる

 15日午前10時時点の日経平均株価は前日比3円57銭安の2万7218円47銭。朝方は、広範囲に買いが先行した。14日の米国株式市場で、シリコンバレーバンク(SVB)などの経営破たんをきっかけに売り込まれた金融株の一角が買い戻され、ハイテク株にも買いが広がり、主要3指数が上昇。きのう大幅に3営業日続落した反動もあり、前場の早い段階で2万7424円94銭(前日比202円90銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、一巡後は伸び悩み、下げに転じている。

 業種別では、T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株が上昇。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。

 半面、JR東日本<9020.T>、京王<9008.T>、京成<9009.T>などの陸運株が軟調。ゴム製品株では、ブリヂス<5108.T>がさえない。

 個別では、BBT<2464.T>、三井ハイ<6966.T>がストップ高となり、アルトナー<2163.T>も一時ストップ高。サムコ<6387.T>などの上げも目立つ。半面、ヤーマン<6630.T>がストップ安ウリ気配となり、ブラス<2424.T>、MSOL<7033.T>、ギフティ<4449.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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